【ビールのペアリング分析】オイスタースタウトとカキフライ

ビールとカキフライのペアリング

牡蠣ノ星 オイスタースタウト

牡蠣ノ星 オイスタースタウト

オイスターバーチェーン「株式会社ゼネラル・オイスター」と”常陸野ネストビール”の「木内酒造」のコラボによる、牡蠣の牡蠣による牡蠣のためのビール。

原材料を見ると、、、牡蠣と生姜‼️ でも牡蠣の味も生姜の味もしません(当たり前か)。

小麦麦芽と乳糖で、柔らかく甘みのある口当たり。

オイスタースタウトに牡蠣を合わせる

そんなビールで牡蠣を食す。

やってきたのは、ガンボ&オイスターバー

注文したのは、①生牡蠣 ②素焼き ③牡蠣のフリットin GOサラダ ④カキフライ ⑤牡蠣チャウダー。

(食べるのに夢中で①と②しか写真撮ってなかった)

結論から言うと、一番合うと感じたのは②素焼きと④フライでした。

焼いたり揚げたりしたことによる香ばしさとスタウトのロースト感がベストマッチ。

そういう意味では、③フリットもなかなか。

生牡蠣も合わなくはないけど、別に注文した牡蠣専用ワイン CACCI(カッキー)シャルドネの方がより良く感じました。

ワインの酸味が生牡蠣と合うんだろうな。

オイスタースタウトとカキフライのペアリング分析

分析では、要素の多い牡蠣フライを取り上げてみました。

(なのに、牡蠣フライの写真を撮っていなかったという痛恨のミス…)

スタウトとカキフライのペアリング分析

  • 牡蠣のうまみと、オイスタースタウトに入っている牡蠣のうまみの相乗効果(❤️)、これは当然ですよね。
  • 牡蠣の塩味がモルトの甘みを引き立てます。スイカに塩の原理です。
  • そして、牡蠣フライの場合はさらに2つが加わります。その1つがフライの脂をスタウトの酸味が抑制してくれて、後味がさっぱり。
  • もう1つはロースト感=香ばしさの相乗効果。

 

面白いのは、牡蠣フライにつける調味料でもペアリングが変わってくること。

  • ソース:甘みと酸味の相乗効果がプラス。美味しい!
  • レモン汁:レモンの酸が強すぎてスタウトの風味が負けちゃう感じ。悪くはないけど、ソースに軍配。

おまけ

ちなみに、定番の「ギネスと生牡蠣」がなぜ合うかというと、

ギネスのまろやかな口当たりが牡蠣のクリーミーな口当たりと合う、

牡蠣の磯臭さをギネスが抑えてくれる、

などの説がありました。

投稿者プロフィール

merutty
化学者、薬剤師、料理と飲み食いが大好きな人。
40代になってからのイギリス留学でクラフトビールに開眼したのと、せっかくの美味しいものをさらに引き立てる飲み物を選びたくて、ジャパンビアソムリエを取得。科学でペアリングを探求したい。
(以下、秘密)実はワイン好き。ビールは1パイントも飲めばギブアップ。
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